スキマノート

AIメーカーなどのwebサービスを作っています。ここでは気になった技術、話題などをまとめたり、雑記を書いたりします。

AIメーカーを短期間で開発できた理由(わけ)

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AIメーカーではこれまでに以下のような機能を作ってきました。

画像認識

文字起こし

モザイクアート

スケジュール

振り返ってみると、AIメーカーの開発スケジュールはこんな感じでした。

  • 6/23 LP(ランディングページ)を作りはじめる
  • 6/30 LP(ランディングページ)を公開
  • 7/1  AIメーカーの機能(画像認識)を開発しはじめる
  • 7/16 AIメーカーをリリース(画像認識)
  • 8/18 文字起こし機能をリリース
  • 9/14 モザイクアート機能をリリース

僕は会社員なので、基本的に時間がとれるのは土日になります。休みをうまく使いながら、開発を進めました。

機能的に開発規模が大きい箇所は、ユーザさんがCGMのように自由にAIを作れる画像認識の機能でした。

上記のスケジュールだけを見ると、7/1~7/16の2週間ちょっとで作っていますが、、、僕は凄腕でもなく、平凡以下ぐらいのエンジニアなので、そんな短時間が開発できるわけがありません。

実際には、AIメーカーを開発する前に以下のサービスを作っており、その過程で根幹となる機能は徐々に出来上がっていきました。

Face Score(2015年5月~)

顔写真をあげると、AIが採点してくれるサービス。 Microsoftが開発した年齢と性別を判定するHow-Old.netを真似して作ったやつです。

face.sc

当初はOrbeusのReKognition APIを使ってましたが、2015年11月頃にAPI提供が廃止されたため、顔の採点をする独自のモデルで作りかえることになりました。

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ここでは、顔を採点する独自モデルを作るというところでディープラーニングで画像認識モデルを作る方法を学びました。

waifu2x-multi(2016年2月~)

オープンソースのwaifu2xをベースに、複数画像のアップロードに対応し、画像、動画をきれいに拡大できるサービスです。 waifu2x自体がマシンリソースをすごく食うので、有料版は画像変換タスクがある度に専有のGPUインスタンスを立てて、提供する仕組みとしています。

・複数画像のまとめて一括変換対応

・動画対応

<無料版>

waifu2x.me

<有料版>

mng.waifu2x.me

こちらのサービスに関しては、以下の記事にまとめています。

qiita.com

note.mu

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ここでは、AWSのAPIを使ってEC2のGPUインスタンスを立てて、タスクが完了するまでインスタンスを管理する機能を開発しました。

Deep Learning Platform(2016~2017年ぐらい)

AIメーカーのようなブラウザ上でAIを作るサービスを実は裏で作っていました。 (表立って公開はしていなかったので、僕と数人の知り合いしか使っていなかったですね。。(^_^;))

まとめ

これまでに自分の作りたいと思ったWebサービスを好きに色々と作ってきましたが、そこで学んだことは一過性のものではなく、その後のサービス開発で活きてくるものばかりでした。

開発したサービスがあまり使ってもらえなかったとしても、決して無駄ではありません!

僕はwebサービス開発が趣味だからかもしれないけど、、 ペルソナはもちろん大事だけど、みんなもっと好きに自由に開発しようぜ!!